ボランティアってなんだろう?

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ボランティアってなんだろう?

とある活動の、関わる人の負担の軽減についての話をしたかっただけなのに、重い負担を引き受けることを「それがボランティアだ」と言った人があり、売り言葉に買い言葉で「ボランティアは自分から進んでやることであって、強いられてやることをボランティアとは言わない」と言ってしまった。

これまで多くの「ボランティア」と呼ばれる活動をしてきた中で、単に(望む、望まないに関わらす)無償の奉仕活動をそういうこともあれば、志や想いを持って無償で活動していることをいうこともあり、そこの時点での認識のズレが、誤解を生んでしまったかもしれないと、少しケンカのようになってしまったな、と、話すタイミングの悪さと話す相手を間違えたことを反省している。

自分が、ボランティア活動の一参加者のときは、その活動に、自分が参加する意義を見い出して、有償、無償に関わらず参加することができた。誰かに強いるのではなく、やりたいと思った人が自分の意志で参加するのだから、やりたくなければやらなくていい。簡単だ。

年を重ねて立場が変わると、単純に「やりたいからやる」では片づけられないことも多く出てくる。負担が大きい活動では、担い手の高齢化や減少により、活動自体が縮小せざるを得なくなる。

そういう場面に多く直面してきて、長く継続したい活動こそ、志を持って関わる人に負担が集中しない工夫が必要だと思うようになった。

ということが、伝えたかったのに、冒頭の言葉に、

「そんなことはもっと上の人に言って!私に言われたってしらんし」

と返されて、話はそこまで。

上とか下とかではなくて、自分がそこを考える立場にあるということに気づいていない人には、ただただ誤解を生み、いやな思いをさせてしまうことになってしまった、という話。

ちなみに彼女が言った「ボランティア」は「無償の善意」の意と受け取っているが、これは、れっきとした大臣から委嘱されたお役目を持つ方々の団体の「事業」なのだ。

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