最新の作品。
毎年恒例のキッズサッカーフェスティバルの参加者募集チラシ。
今、気が付いたけれど、「参加者募集」ってどこにも書いてない。わかるかな(笑)
このフェスティバルの本当の目的を言えば、まだサッカーをやったことのない小さな子どもたちに、サッカーとのすてきな出会いの場を提供すること。で、私はサッカー協会の役員になったときから、
「子どもたちにサッカーとのすてきな出会いを!」
をスローガンに、メールの署名にも添えてきていて、それに気づいた当時の兵庫県サッカー協会のキッズ委員長さんが、キッズ委員会のスローガンに採用してくださったという、ずっと変わらぬ思い。もしかしたら、私のコピーライター的な初仕事(結果的に)だったかもしれない。
実は、毎年恒例のイベントで、チラシも数年、同じデザインのものを使ってきたけれど、今回、思うところがあって、デザインやコピーに手を入れた。
いつも200~300人程度のお子さんが集まってくれますが、その大半は、すでにサッカークラブなどに所属していて、このイベントに来たときには、初見ではない。もちろんそういう子どもたちにも、もっともっとサッカーを好きになってもらえるように、参加してもらえたらうれしいけれど、本当のはじめてさんでも安心して参加できるイベントを作っているということが、もしかしたら伝わっていないのではないか?と、チラシを再考してみたのだ。
(以前のチラシが気になる方は実績で)
今回は、
「サッカーをやったことがない子(とその親)」目線で、アクションを起こしたくなるコピー
にしてみた。
私たちは、初めての子どもたちに来てほしいと思いながら、そういう親子に情報を届けることもできていなかったということに、今ごろ気が付いたわけで、今回の試みが、どんな結果をもたらすか、楽しみなようで、少し不安で。
それでも今年もたくさんの出会いを期待して、万全の準備を進めます。
私には子どもが4人いて(もうみんな大きいけれど)、小中高とPTA活動は常に私のライフワークのようになっていた。特に小学校のPTAは継続して長くかかわったので、その期間に、先生たちの仕事のありようにも変化があったのを肌で感じた。
多くの業務がデジタル化され、慣れないパソコンに四苦八苦しているベテランの先生を見かけるにつけ、いつも「代わってあげたい」と思っていた。それは、パソコンの扱いに苦労されている、そのこと自体ではなく、それが原因で、子どもたちと向き合う時間に何らかの影響が出ていないだろうか、という懸念から出てきた思い。
先生がたが、本来のお仕事に専念できることが、子どもたちにとっての幸せ。
先生だけでなく、だれでも本来のお仕事に専念できることは、社会にとっても幸せなことなんじゃないかと思う。自分でやらなきゃ、と、がんばることが悪いことではないけれど、それぞれが得意なこと、本来やるべきことに専念できれば、社会全体のクオリティが上がるような気がする。
ちょっと壮大すぎる表現かもしれないけれど。
たとえば、とてもおいしいケーキを焼けるケーキ屋さん。事務仕事は苦手。でも自分でやらなきゃならないのなら、ケーキを焼く時間を削らなくてはならないってことになる。
事務仕事を得意な人に任せれば、その時間はケーキを焼くことに充てられる。より多くのそのケーキのファンを幸せにできることになる。人に任せたことで費用が発生したとしても、ケーキを多く焼けたら、そこを賄う収入を得られる。もしかしたら収益はトントンかもしれないけれど、苦手なことに取り組む時間を好きなことに専念する時間に変換できて、自分自身もきっと幸せな気持ちになれるはず。
そう思うと、事務仕事も幸せを生む仕事に思えてくる。